1. この記事でマスターする文法:【間接疑問文(疑問詞 + 主語 + 動詞)】

英検3級の並べ替えや空所補充で、受験生の正答率がガクンと下がるポイントがあります。それが 間接疑問文 です。

「彼は誰?」は Who is he?。これはみんな言えます。 でも、「彼が誰か知ってる?」になった途端、多くの人が Do you know who is he? と間違えてしまいます。

なぜ間違えるのか? それは、文の最後に「?」がついているから、無意識に中身も疑問文の形にしたくなるからです。しかし、英語には 「文の途中に疑問詞が入り込むと、その後ろの魔法が解ける」 という絶対的なルールがあります。今回は、語順の罠を一瞬で見抜く 「クエスチョン解体術」 を伝授します。


2. 「日本語訳」の呪いを解け:疑問詞は「仕切り」である

間接疑問文を攻略する最大のカギは、文を 「メイン部分」「中身(情報)部分」 に分けて考えることです。

【本質文法】疑問詞が「接続詞」に変身する

普通の疑問文(Who is he?)では、疑問詞は「さあ、今から質問するぞ!」という旗振りの役割をしています。 しかし、Do you know の後ろに来る疑問詞(who, where, whatなど)は、単なる 「つなぎ役(接続詞)」 に成り下がります。

つなぎ役になった疑問詞の後ろには、もはや「疑問文の語順(DoやDoes、Be動詞を前に出す)」という特殊なルールは適用されません。 「一度文の途中に組み込まれたら、普通の文(主語 + 動詞)に戻る」。これが英語の潔いルールです。


3. 切断術:疑問詞の後ろにある「Do / Does / Did」を全消しせよ

間接疑問文の問題を解くとき、あなたがやるべきことはシンプルです。 whowhere の後ろをチラッと見て、疑問文の形が残っている選択肢をすべて「切断」 してください。

【切断リスト:疑問詞の後ろにいたら即切り!】

  • ... where does he live? (does が出しゃばっている)
  • ... who is he? (Be動詞が主語の前に出ている)
  • ... what did you buy? (did が残っている)

これらはすべて、中学生を惑わせるための「偽物の語順」です。文末に「?」がついていようがいまいが、疑問詞の後ろだけは [ 主語 + 動詞 ] の平和な形を保っていなければなりません。


4. 実戦トレーニング:文末の「?」に騙されるな

では、実際のテスト形式で、試験作成者が仕掛けてくる「語順の罠」を切り捨ててみましょう。

Do you know where ( )?

① does he live ② is he living ③ he lives ④ did he live

プロの視線は、カッコの「前」にあるキーワードを捉えます。

STEP 1:間接疑問文のサインを発見!

文の出だしに Do you know があり、カッコの直前に where があります。 この瞬間に、脳内の 「語順リセットモード」 を発動させます。

STEP 2:選択肢を「切断」する

  • ① does he livedoes を使った疑問文の形です。文末の「?」に釣られて選びたくなりますが、間接疑問文では禁止なので即切り。
  • ② is he living:これも Be動詞が主語の前に出ている疑問文の形です。即切り。
  • ④ did he live:過去形であっても、did が前に出る疑問文の形は使えません。即切り。

STEP 3:正解を確定させる

  • ③ he lives:[ 主語(he) + 動詞(lives) ]。これこそが正しい「普通の文」の語順です。

結果、正解は ③ です。 たとえ文全体が質問(Do you know...?)であっても、where から後ろのエリアは「普通の文」の領土 なのです。この「領土の違い」を意識できるかどうかが、英検3級突破の分かれ目になります。


5. 三単現の「s」と過去形「ed」の復活に注意

ここが最も重要です。疑問文の形を捨てて「普通の文」に戻るということは、隠れていた 三単現のs過去形の変化 が復活するということです。

  • Do you know where he live? (sが抜けている)
  • Do you know where he **lives**? (普通の文だからsが必要)
  • I don't know what did he buy. (did は不要)
  • I don't know what he **bought**. (普通の文の過去形にする)

「Do / Does / Did を消す代わりに、動詞にそのパワーを戻してあげる」。このルールを忘れると、最後の一歩でひっかかってしまいます。


6. この記事で学んだ「核心文法」のまとめ

今回のトレーニングで、脳に定着させてほしい本質は以下の3つです。

  1. 疑問詞は「壁」: 文の途中の疑問詞は、それ以降の語順を「普通(主語+動詞)」に固定する壁のような存在です。
  2. 文末の「?」はメイン文のもの: Do you know が疑問文だから「?」がついているだけで、中身(where以下)まで疑問文にする必要はありません。
  3. 動詞の変化を忘れない: Do / Does / Did を消した後は、三単現の s や過去形の変化を動詞に反映させましょう。

7. 結論:疑問詞の後ろは「平和な世界」に戻せ

間接疑問文は、一見すると語順がややこしい「ひっかけの宝庫」です。 しかし、「疑問詞の後ろは必ず [ 主語 + 動詞 ] 」という鉄則さえ守れば、すべての選択肢はただの「偽物のパズル」に変わります。

「意味」で選ぶ前に、まずは「形(語順)」で選択肢を掃除する。 Do you knowI want to know の後に who / what / where が見えたら、反射的に 「後ろは肯定文の形!」 と自分に言い聞かせてください。

このステップを踏むだけで、並べ替え問題のスピードは劇的に上がり、文法問題での失点はゼロに近づきます。


【今すぐトレーニング!】 「語順の罠」を回避する準備はできましたか? クイズサイトでは、紛らわしい疑問文の形を次々と切り捨て、正しい間接疑問文を選び抜く特訓を用意しています。 👉 [英検3級:間接疑問文「語順リセット」クイズに挑戦する]