1. この記事でマスターする文法:【受動態の疑問文(Be動詞 + 主語 + 過去分詞 〜?)】

英検3級の並べ替えや穴埋め問題で、受験生を最も悩ませる難所。それが 「疑問文の出だし」 です。 カッコの中に Do / Does / Is / Are が並んでいるとき、あなたはどうやって正解を選んでいますか?

「『あなたはこの本を読みますか?』なら Do だから……えーと、『この本は読まれますか?』も Do でいいのかな?」 こんなふうに日本語の「〜か?」という響きだけで選ぼうとすると、試験作成者の罠にまんまとはまってしまいます。

実は、疑問文の出だしを決めるのは、文の先頭ではありません。文の後半に隠れている「動詞の形」 です。今回は、文末をレーダーでスキャンして、0.1秒で出だしを確定させる「逆探知術」を伝授します。


2. 「日本語訳」の呪いを解け:出だしは「後ろ」が決める

英語の疑問文には、絶対に交わらない2つの大きな派閥(グループ)があります。 この2つのグループは、それぞれ 「後ろに連れてくる動詞の形」 が厳格に決まっています。

【本質文法】疑問文の2大グループ

  • グループA:一般動詞の疑問文(Do / Does / Did) 👉 相棒は必ず 「動詞の原形」。文の中に playuse などの裸の動詞がいるなら、このグループの出番です。
  • グループB:受動態の疑問文(Am / Is / Are / Was / Were) 👉 相棒は必ず 「過去分詞(...ed / 不規則変化)」。文の中に usedmadewritten などが転がっているなら、このグループ以外はあり得ません。

「出だしで迷ったら、後ろを見ろ」。これが英語の鉄則です。


3. 切断術:文末の過去分詞を「逆探知」せよ

問題文のカッコを埋める前に、視線を文の後半(お尻の方)へ飛ばしてください。 そこに used by...made in...broken by... のような 「過去分詞」 が見つかりましたか?

もし過去分詞を発見したなら、その瞬間にあなたの指は、選択肢の中にある Do / Does / Did をすべてバツで消去 しなければなりません。

【切断リスト:過去分詞がいる時に「即切り」すべきもの】

  • Do (後ろに原形が必要。過去分詞とは相性最悪)
  • Does (同上)
  • Did (過去の話であっても、Do仲間である以上、過去分詞は呼べません)

これらを切断するだけで、正解は IsAre などのBe動詞グループに絞り込まれます。


4. 実戦トレーニング:レーダーで「used」を捕捉する

では、実際のテスト形式で、この逆探知がいかに強力かを確認してみましょう。

( ) this computer used by many people?
① Do ② Does ③ Is ④ Are

プロの視線は、カッコの中よりも先に文末をスキャンします。

STEP 1:文末をレーダーでスキャン!

文の後半に "used by..." を発見しました。 used は過去分詞です。さらに by(〜によって)という受動態特有のキーワードもあります。 「よし、これは受動態の文だ」とターゲットを特定します。

STEP 2:選択肢を「切断」する

  • ① Do / ② Does:これらは後ろに「動詞の原形」が必要です。 used という過去分詞がいる時点で、物理的にハマりません。即切りです。

STEP 3:主語を見てトドメを刺す

残ったのは ③ Is と ④ Are。ここで初めて主語を確認します。 主語は "this computer"(単数)です。

  • ③ Is:単数の主語にぴったりのBe動詞です。

結果、正解は ③ です。 「このコンピュータは使われますか?」と訳して考える前に、「used がいるから Do 仲間は全滅」 と判断する。このスピード感が英検3級突破の鍵です。


5. 並べ替え問題での「超・切断術」

このルールは、英検で最も配点が高い「並べ替え問題」でさらに輝きます。

バラバラの単語: [ is / this / used / English / in / ? ]

並べるときに「えーと、English is... かな?」と悩み始めたら負けです。

  1. used(過去分詞)がある。
  2. ということは、セットになるのは is(Be動詞)だ。
  3. 疑問文だから、 Is を先頭に置いて Is this English used...?

このように、「過去分詞 + Be動詞」というセット販売のルール を知っていれば、パズルを組み立てる時間は半分以下になります。


6. この記事で学んだ「核心文法」のまとめ

今回のトレーニングを通じて、脳に定着させてほしい本質は以下の3つです。

  1. Do仲間は「原形」の専属マネージャー: Do / Does / Did は、動詞が「原形」の時にしか現れません。過去分詞との共演は100%ありません。
  2. Be動詞は「過去分詞」の相棒: 受動態(〜される)の文において、Be動詞と過去分詞は切り離せないペアです。どちらかがいれば、もう片方を呼び寄せます。
  3. 視線は「後ろから前へ」: 英語の疑問文は、後ろの動詞の形が出だしを決定します。カッコの中だけで悩むのは今日で終わりにしましょう。

7. 結論:先頭は「後ろ」が決めていると心得よ

疑問文の出だしで迷うのは、あなたが英語を「前から順番に」訳そうとしているからです。 英検3級の文法問題は、全体を俯瞰(ふかん)して 「どのパーツとどのパーツがセットになっているか」 を見抜くゲームです。

文末に過去分詞を見つけたら、それは「Be動詞を選べ!」という強力なメッセージ。 逆に原形を見つけたら、「Do仲間を呼べ!」という合図。 この「ペアリング」の感覚さえ身につけば、受動態のひっかけ問題は、もはやあなたを惑わすことはありません。

さあ、次は実際に文末をスキャンして、間違った出だしを次々と切り捨てる快感を体験してください。


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