1. この記事でマスターする文法:【受動態(be動詞 + 過去分詞)】
「その手紙は書かれた」「この机は使われている」。 日本語では語尾が少し変わるだけですが、英語では「特別なパーツの組み合わせ」が必要になります。それが 受動態(受け身) です。
多くの受験生が「『〜される』という意味だから……」と考え込んで時間をロスしますが、受動態の問題は意味を考える必要はありません。 「be動詞」と「過去分詞」という、2つのパーツが揃っているか? このパズルチェックだけで、選択肢の8割はゴミ箱行きになります。
2. 「日本語訳」の呪いを解け:受動態は「2個で1つ」のセット
受動態の最大の特徴は、動詞が一人ではいられないことです。 必ず 「be動詞(am/is/are/was/were)」 という相棒を連れてきます。
【本質文法】受動態の鉄板セット
- 受動態の形: [ be動詞 ] + [ 過去分詞 ] 👉 どちらか一方が欠けていても、それは「受動態」ではありません。
- ❌
The letter written.(be動詞がないので即切り) - ❌
The letter is writing.(過去分詞ではないので即切り) - ✅
The letter **is written**.(セットが揃っているので正解)
- ❌
3. 切断術:主語が「モノ」なら、一人で動けない形を捨てろ!
文の主語が「手紙」「車」「建物」などの 「モノ」 の場合、そのモノが自分から動くことはありません。つまり、受動態になる確率が極めて高いということです。
カッコを見たら、以下の選択肢を冷徹に切断してください。
【切断リスト:主語がモノの時に即切り!】
- ❌ 過去形(wroteなど):モノは自分で「書く(動作)」をしません。
- ❌ 進行形(writingなど):モノは今「書いている」最中ではありません。
- ❌ 単なる過去分詞(writtenなど):be動詞がない過去分詞は、動詞になれません。
これらを切ると、残るのは 「be動詞 + 過去分詞」 の形だけになります。
4. 実戦トレーニング:「is」と「written」のペアを探せ
では、実際のテスト形式で、このセット確認がいかに速いかを確認してみましょう。
This book ( ) by many people.
① reads ② reading ③ is read ④ readed
プロの視線は、まず主語を確認し、次に「セットの欠落」をスキャンします。
STEP 1:主語をスキャン!
主語は "This book" です。「本」は自分で読むアクションは起こせません。「読まれる(受動態)」に違いないと目星をつけます。
STEP 2:選択肢を「切断」する
- ❌ ① reads:現在形。本が自分で読んでいることになるので、即切り。
- ❌ ② reading:be動詞がありません。そもそも現在進行形だとしても「本が読んでいる」ことになり、即切り。
- ❌ ④ readed:ひっかけです。
readの過去分詞はread(レッド)。edをつける形は存在しないので、即切り。
STEP 3:正解を確定させる
- ✅ ③ is read:
is(be動詞)+read(過去分詞)。パーツが2つ完璧に揃っています。
結果、正解は ③ です。 「多くの人に読まれている」という全訳をする前に、 「本が主語なら be+過去分詞 の形を探すだけ」 と判断する。これが時間を生み出す技術です。
5. ひっかけ注意:by(〜によって)は「受動態」の目印
カッコの後ろに "by"(〜によって)が見えたら、それは「受動態にしてくれ!」という強力なサインです。
The car ( ) by my father.
この by を見つけた瞬間に、選択肢の中から 「be動詞が入っていないもの」をすべて排除 してください。 by があるのに受動態(be+過去分詞)になっていない文は、英語の構造上100%間違いです。
6. この記事で学んだ「核心文法」のまとめ
今回のトレーニングを通じて、脳に定着させてほしい本質は以下の3つです。
- 受動態は「コンビ」で動く: be動詞か過去分詞、どちらかが欠けている選択肢は真っ先に消去しましょう。
- 主語が「モノ」なら警戒: モノが主語の文は、高確率で受動態のパーツを要求してきます。
- by は最大のヒント: 文末に
by + 人があれば、迷わず受動態のセットを探しに行きましょう。
7. 結論:意味で悩む前に「2つのパーツ」が揃っているかを見ろ!
受動態の問題で一番やってはいけないのは、一つひとつの選択肢を日本語に訳して「意味が通じるかな?」と悩むことです。
視線は常に 「be動詞はあるか?」「過去分詞になっているか?」 という構造チェックに集中させてください。 日本語の「〜される」という訳に頼らなくても、パズルのピースを合わせるように、正しい形はたった一つに絞り込めます。
意味で迷う前に、構造で切る。 このリズムで、受動態を確実に得点源に変えていきましょう。
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